未だ見ぬ興福寺を、ビジュアルガイドで解き明かす
興福寺観光ビジュアルガイド(10月より公開開始)

興福寺観光ビジュアルガイド(イメージ図)

※開発中の画面のため実際と異なる場合があります。

実際に訪れて興福寺の歴史に触れるだけでなく、通常では見ることのできない魅力を味わうことができる「ビジュアルガイド」。


VR(バーチャルリアリティ)映像による豊かなビジュアル表現を用いて、感覚的に興福寺の思想・再建の想いや、外国人観光客には日本の宗教観を体験できるコンテンツとなっている。

スマートフォンでビジュアルガイド本編にアクセスすると、早速ガイドがスタート。スクロールするだけで境内にある歴史的建造物の詳細が案内されるという簡単な操作が、ユーザーの体験を邪魔しない、より深い参拝へと誘う仕掛けだ。


もちろん案内だけではなく、普段出会うことのない貴重なシーンが再現されており、例えば建立当初に国宝「三重塔」の内部に描かれていた極彩色の文様は、現在では大部分が失われて見ることができない。しかし、ビジュアルガイドを使うと、彩色を再現した内部の様子をVRでリアルに体験することができる。


そのままガイドを進めると、スマートフォンの画面に映るのは東面の1000体の如来。仏教において「千」という数は「無限」を意味しており、三重塔の内部はそれぞれの浄土が四方に無限に広がる世界観を表現している。こういった解説とともに荘厳な雰囲気を感じることができるのは、ユーザーにとって貴重な体験になるだろう。


また、木造八角堂として日本最大級の大きさを誇る重要文化財「南円堂」も、地上から見ただけでは実際にはわかりづらい「八角形」を、アニメーションにより真上から確認できる。

興福寺観光ビジュアルガイド(イメージ図)

※開発中の画面のため実際と異なる場合があります。

さらに古都奈良のシンボル的存在である国宝「五重塔」は、現在、大規模な保存修理工事が行われているため優雅な建築美を見ることはできないが、ビジュアルガイドなら、その姿や詳細も知ることができる。特別にARで五重塔を背景に記念撮影できるというのもデジタルならではの楽しみ方だ。


他にも南大門跡、中金堂などの文化財の魅力や価値をビジュアルガイドで体験することができ、当時の建築や美意識を今に伝えるコンテンツとしては見逃せない。多くの観光客や歴史愛好家にとって、興福寺を参拝する際にはぜひ活用したいツールとなるだろう。


興福寺の公式ウェブサイトはこちら

興福寺観光ビジュアルガイド(イメージ図)

※開発中の画面のため実際と異なる場合があります。

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主催:読売新聞社、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁

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